映画を通してウクライナを知る―ユーリー・イリエンコ『黒い模様のコウノトリ』(1970)上映とシンポジウムー
日時:2025年10月3日(金)13:30-16:30(入場は13:00〜)
場所:つくば国際会議場 Hall200
対象:一般
定員:200名
参加方法:ウェブサイトでの事前登録は9月30日12:00まで(以後、当日会場で受付)
ウェブサイト:https://tsukuba-conference.com/sessions/p-04?preview=true
概要:筑波会議2025の一般市民向けセッションにおいて、ウクライナ映画史においてきわめて重要な作品とされるユーリー・イリエンコ監督『黒い模様のコウノトリ』(1970)を日本語字幕付きで本邦初上映し、上映後にウクライナとウクライナ文化への理解を深めるためのシンポジウムを開催いたします。『黒い模様のコウノトリ』は、第二次世界大戦前から戦後にかけて、ルーマニアと国境を接するウクライナ西部のブコヴィナ地方のある村を舞台にしています。支配者が次々に代わるこの地に生きる、音楽一家の4人兄弟の姿を通して、運命に翻弄される者たちの苦難の歴史が描かれます。フォークロアの影響を強く受けた、民族色を打ち出した色彩豊かな作品群を指して言われる「ウクライナ詩的映画」の代表作である本作は、多彩な音楽を聞くことができる作品でもあります。ぜひこの貴重な機会に本作をご覧ください。
上映作品:
ユーリー・イリエンコ監督『黒い模様のコウノトリ』
原題:Білий птах з чорною ознакою
1970年/ウクライナ/ウクライナ語・ロシア語・ルーマニア語/97分/日本語字幕:梶山祐治、原田義也
シンポジウム登壇者:ダリナ・クカー(JETRO)、ダリア・パンチュク(Literaturni Vechornytsi主宰)、矢田部吉彦(前東京国際映画祭ディレクター)、梶山祐治(筑波大学准教授)
タイムテーブル:
13:00-13:35 開会の辞
13:35-13:40 在日本ウクライナ大使館からのご挨拶
13:40-15:20 ユーリー・イリエンコ『黒い模様のコウノトリ』上映
15:20-15:25 休憩
15:25-15:45 ダリナ・クカー「ウクライナ詩的映画の文化的背景を理解すること」
15:45-16:05 ダリア・パンチュク「日本との文化・歴史的対話手段としてのウクライナのドキュメンタリー映画」
16:05-16:25 矢田部吉彦「現在の国際映画祭におけるウクライナ映画の存在感」
16:25-16:30 閉会の辞
主催:在日本ウクライナ大使館、筑波大学NipCAプロジェクト
問い合わせ先(筑波会議委員会事務局):029-853-4207(月~金曜午前9時~午後5時)
