2025年度 第75回全国大会プレシンポジウムのお知らせ
ロシア語という言語を考える
―その言語的特徴と歴史、社会との関わりをめぐって―
人間の最も基本的なコミュニケーション手段である言語は、たんなる道具にとどまらない文化であり、歴史をもち、ときには争いの原因ともなります。ロシア語をめぐる問題がしばしば社会的な関心の対象となるウクライナ侵攻以降の文脈も踏まえつつ、ロシア語について、その言語的特徴、歴史的な形成過程、ロシア国家の内外における社会的な位置づけといった様々な角度から、専門家たちがアプローチする一般に開かれたイベントです。ロシア語を勉強中の学生のみなさんなど、幅広い聴衆を歓迎します。
日時:2025年10月24日(金)18:45〜20:50(対面のみ)
場所:東京大学駒場Ⅰキャンパス 21 KOMCEE West地下1階レクチャーホール
一般公開・入場無料(本シンポジウムは後日のオンライン配信の予定はありません)
ポスターのダウンロードはこちら
金子百合子
「動作をどのように切り取って見せるか
―ロシア語のアスペクトの魅力と沼―」
神戸市外国語大学ロシア学科教授
丸山由紀子
「ロシア語、その歴史的歩み―15世紀を中心に―」
東京大学教養学部非常勤講師
ダツェンコ・イーホル
「ポスト社会主義期・ウクライナ地方部における二言語状況」
北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター特任助教
櫻間瑞希
「戦時下で「言語を選択する」ことの意味を考える
―移動したタタール人の例から―」
大阪大学大学院人文学研究科講師
司会:鳥山祐介(東京大学)
