公開講演会「今、ロシア美術を考えるとは」(1/23)開催のお知らせ
生熊源一 (早稲田大学 教育・総合科学学術院 助教)
鴻野わか菜(早稲田大学 教育・総合科学学術院 教授)
2025年1月23日(木) 15時05分~16時45分
オンライン&対面
早稲田大学 早稲田キャンパス 14号館 B101教室
無料、予約・申込不要
ロシア社会と文化において重要な宇宙(主義)という主題を通じて、20世紀初頭から現在に至るロシア現代美術を新たな観点から捉え直し、革命、ソ連期、ソ連崩壊、ウクライナ侵攻に至るまでの様々な社会的変動の中で、人間と宇宙の関係をロシアのアートがいかに探求し続けてきたかを鮮やかに指し示した書籍『ロシア宇宙芸術 宇宙イメージからみるロシア美術史』(水声社、2024年)の著者、生熊源一と、ソ連崩壊以降のロシアの美術を社会や文化の変容と共に考察し、新生ロシアにおける美術のサバイバルのプロセス、国家の表象、ジェンダーやセクシュアリティ、パンデミックとアート、ウクライナ侵攻期の美術、芸術祭と作家の関係を論じた書籍『生きのびるためのアート 現代ロシア美術』(五柳書院、2024年)の著者、鴻野わか菜が、各々の視点からロシア美術とその現代的な意義についてお話しします。
「社会に大きな変化が生じた時、文化がそれにどのように応答し、何を作りだすのか」、「極限的な状況における文化の意義とはなにか」という問題は、現代世界の状況を考える上でも普遍的な問題であり、現代ロシアアートの歴史と作品を考察することは、日本や世界の文化・社会を考えるための一つの出発点ともなることでしょう。
Zoomリンク:
https://list-waseda-jp.zoom.us/j/95217434854?pwd=MCbxG5fz4NhOfbqQr9shbvEI9bli9a.1
ミーティング ID: 952 1743 4854 パスコード: 197097
問い合わせ : 鴻野研究室 k.wakana★waseda.jp ★→@
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