シンポジウム「近代日本の洋楽受容とロシア」開催のお知らせ

2023年6月18日(日)13:00~17:00 ZOOMでのオンライン開催(事前登録制 参加無料)

パネリスト:井口淳子 井上登喜子 野原泰子 一柳富美子 森本頼子(五十音順)
コメンテーター:細川周平

申し込み:右記URLから登録(6月16日まで)
https://forms.gle/J8U8hh3xwMTmp3bw8
お問い合わせ:office★russian-music.jp ★→@ 

主催:科研費基盤研究(C)(課題番号21K00817 研究代表者:一柳富美子)
「日露音楽文化交流の具体的包括的研究:両国の初演データ調査及び極東地域の交流を軸に」
後援:日本音楽学会
 

【開催趣旨】
これまで日本の洋楽受容史では、ドイツやフランス音楽からの影響が広く論じられてきた一方で、隣国ロシアからの影響についてはほぼ見過ごされてきました。本シンポジウムでは、近代日本の音楽界にロシアの音楽家やロシア音楽がどのようなインパクトを与えたのか、ロシア音楽研究、日本洋楽受容研究、東アジアの洋楽受容研究などのコンテクストから多面的に考察します。コメンテーターおよび参加者との議論を通じて、近代の音楽史全体に新たな視座を提供することを目指します。混沌とする世界情勢下だからこそ、平和の担い手としての文化や芸術の力を再認識したいと考えています。

【プログラム】
第1部 13:00~15:15

開会挨拶

発表(13:10) 一柳富美子(昭和音楽大学)
「ケーベルの知られざる偉業――日本へやってきた最初のロシア人音楽家は、ロシアで何をしていたのか?」

発表(13:40) 野原泰子(武蔵野音楽大学)
「日本の交響楽運動とロシア音楽界の繋がり――日露交歓交響管弦楽演奏会から新交響楽団へ」

発表(14:15) 井上登喜子(お茶の水女子大学)
「日本におけるロシア音楽受容の時系列ダイナミクス」
コメント(14:45) 細川周平(京都市立芸術大学)

質疑応答


第2部 15:25~17:00

発表(15:25)  森本頼子(名古屋音楽大学)
「『ロシア大歌劇団』が伝えたロシア・オペラ――日本、上海、ニューヨークに注目して」

発表(15:55)  井口淳子(大阪音楽大学)
「A. ストロークの興行――音楽マネジメントの確立と洋楽の大衆化 」
コメント(16:25) 細川周平

質疑応答・全体討論

閉会挨拶(16:55)

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