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第48号:学会誌48号
 

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枠を広げて:札幌での第66回大会を振り返って 学会長 望月哲男


このたび北海道大学で行われた日本ロシア文学会第66回大会(2016年10月22・23日)は、研究発表会の風景の刷新という意味で、記憶すべき催しとなりました。

一番の特徴は、昨年度から導入された国際参加枠での発表者の増加で、前回大会ではロシアからの1名だけだったこの枠での発表者が、今回ロシア、韓国、台湾から計8名と一挙に増えました。その他企画パネルへの参加者も含めると、国外からの大会参加者は総計11名に上りました。国内の会員による個別発表や企画パネルもきわめて多く、結果的に、個別発表総数48、企画パネル数4(ブロック数計23)という規模になりました。昨年度は個別発表総数29、企画パネル数2でしたので、7割ほど発表数が増えた計算になります。

 

2015年のロシア文学会(11月大会報告をかねて) 学会長 望月哲男


2015年には、われわれロシア文学会の活動に関連して、いくつかの記念すべき出来事がありました。

6月6日には、日本のスラヴ・ロシア言語文化研究の発展と制度化に多大な貢献をされ、1975年から81年までロシア文学会会長を務められた木村彰一先生の生誕100周年記念シンポジウムが、日本スラヴ学研究会とロシア文学会の共催で行われました。「師としての木村先生」「今に生きる木村先生」という二つの切り口から、研究者及び教師としての先生の姿勢と、そのお仕事の大きな意味について、熱気に満ちた意見交換がなされました。
 

> 2015年のロシア文学会(11月大会報告をかねて)

望月哲男(北海道大学)


2015年には、われわれロシア文学会の活動に関連して、いくつかの記念すべき出来事がありました。

6月6日には、日本のスラヴ・ロシア言語文化研究の発展と制度化に多大な貢献をされ、1975年から81年までロシア文学会会長を務められた木村彰一先生の生誕100周年記念シンポジウムが、日本スラヴ学研究会とロシア文学会の共催で行われました。「師としての木村先生」「今に生きる木村先生」という二つの切り口から、研究者及び教師としての先生の姿勢と、そのお仕事の大きな意味について、熱気に満ちた意見交換がなされました。

 

> 学会長からのご挨拶

望月哲男(北海道大学)


日本ロシア文学会は、ロシア語・ロシア文学をはじめ、ロシアの文化にかかわる様々な領域を専門とする者たちの組織です。日本におけるロシア文化研究の発展を中心目的としていますが、その活動は狭い意味での学問研究ばかりでなく、教育、翻訳・紹介、普及、交流など、多様な領域にわたっています。会員数は2013年12月現在476名。決して大きな学会とは言えませんが、二葉亭四迷や昇曙夢などの翻訳・紹介を通じてゴーゴリ、ツルゲーネフ、ドストエフスキー、トルストイらの作品が明治文壇に大きな影響を与えて以来、ロシア語・ロシア文化の受容や研究が脈々と現在まで続いていることを物語る、意味深い数字だと思います。

 

哀悼


日本ロシア文学会を代表して、このたびの東日本大震災の犠牲者の皆さまへの深い哀悼の意を謹んで表明させていただきます。私たちが自分の専門的能力や知識を生かしてできることは残念ながらわずかですが、それでも、私たちはひとりひとりが自分にできることを通じて、被災者の皆さまの支援と日本の復興のために尽していく覚悟を固めています。

また、ロシアの数多くの同僚や友人たちからだけでなく、ほとんど世界中の同僚の皆さまから寄せられた温かい激励の言葉に対して、厚くお礼を申し上げます。「私たちは皆あなたたちといっしょです」という単純な言葉がこれほど人間的に大事な意味を持つということを私たちは初めて知り、その連帯の気持ちに強く打たれています。


   2011年3月19日
   日本ロシア文学会会長 沼野充義

 

会長よりご挨拶

沼野充義(東京大学)


2009年10月、新会長に選ばれたとき、とっさに思ったのは、私のような若僧ではとても務まらないのでできることなら辞退したい、まだ「上がり」にはなっていないはずなので、もうちょっとの間、磨り減りかけた脳みそをふりしぼってでも現役の研究者・教師でいたい、ということでした。
 しかし、大学における人文系の学問が劣勢に追い込まれ、「国際化」という掛け声がますます喧しくなっていくのに、英語以外の外国語や外国文学全般を研究することの意義がかえって社会的に軽視されていくこの時代であるだけに、日本ロシア文学会のような「少数派」の――絶滅危惧種とは申しませんが――ディシプリンを頑固に守ろうとする学会の会長をお引き受けすることは、やりがいのある大事な仕事に違いない、と思い直した次第です。